研究課題/領域番号 |
26630057
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
川野 聡恭 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (00250837)
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研究分担者 |
土井 謙太郎 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (20378798)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 分子流体力学 / イオン流動 / 電流電圧特性 / 非定常問題 / 非平衡統計力学 |
研究成果の概要 |
本研究では,系の代表長さを100 nm以下の分解能で連続的に可変とする電極対を作製し,微小空間におけるイオン流動の応答特性を計測した.テーパ角が5度の金メッキされた切頭円錐形電極対により,電極間距離を87 nmの分解能で連続的に可変とし,1 μm以上のマイクロギャップにおけるイオン流動現象を解析した.その結果,電解質の塩濃度が高いほど,また電極間距離が長いほど非定常イオン電流の応答時間が長くなることが明らかにされた.これは,塩濃度と距離の増加に伴って電極間に存在するイオンの総数が増加し,弱い電場中を移動するために緩和に長時間を要することが実験的に計測され,さらに理論解析により詳細が説明された.
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