研究成果の概要 |
本研究では, マランゴニ対流を動力源とした水中を遊泳するマイクロエンジンを開発し, PIV解析を用いてエンジンの推力を評価した.エンジン内の気液界面に酢酸を当て界面上に濃度勾配を生むことで, エンジンの穴を貫通するジェットを発生させることに成功した. PIV解析より最大流速がジェットの中心付近に存在したことを示した. 約5秒間継続したジェットにより生まれたエンジンの最大推力は270nNであった. また,濃度差マランゴニ対流を利用して, マイクロ遊泳エンジン自身を水中で駆動できる推力が得られることも確認した.
|