研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,全国120社の地方中小鉄道を対象として,近年急速に進歩した携帯情報端末を用いて営業車両の振動応答を観測し軌道異常を早期検知する,簡便かつ高頻度な常時モニタリングシステムを構築する.まず,列車走行時のレール継目による高周波パルス信号を自動抽出し,加速度積分を相互補完によって,高精度の列車位置同定を実現する.次に,車両力学モデルを用いた振動応答による軌道変状の分析技術の向上を図って,特定軌道構造における変状の発生原因を特定する.さらに,可観測性分析によって,実車で計測可能な変状種類とセンサ配置案を提案し,携帯情報端末のみで前述した応答データ取得及び変状情報把握可能なシステムを実現する.
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件)
構造工学論文集
巻: 62 ページ: 571-584
130005607900