研究課題/領域番号 |
26630290
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金属物性・材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
阿部 英司 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70354222)
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研究協力者 |
加藤 剛史
関 岳人
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 準結晶 / 電子顕微鏡 / 結晶学 / 原子配列 / マグネシウム合金 / 複雑合金相 |
研究成果の概要 |
準結晶は原子の準周期的配列により構築されるが,その物理的起源は周期性と相容れない特異な回転対称性(例えば5回回転対称性)に起因すると考えられてきた.本研究では,急冷凝固したMg-60at%Al合金において,通常の立方対称を持つ準周期結晶(準周期立方結晶)が形成されることを,電子回折図形の高次元結晶解析,および高分解能電子顕微鏡による構造直接観察を通して,実験的に検証することに初めて成功した.この実験事実は,原子の準周期秩構造が特異な回転対称性に強いられてできるのではなく,原子間相互作用そのものから発生することを示す重要な結果となる.
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