研究課題/領域番号 |
26630315
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 勝久 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80188292)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 電子誘電体 / 圧電性 / 強誘電性 / 圧電応答顕微鏡 / 単結晶 / 多結晶 / 相転移 / 磁気的性質 / マルチフェロイクス |
研究成果の概要 |
電子誘電体の一種であるRFe2O4(Rは希土類、In)は圧電性や強誘電性を示すことが示唆されているが、機構の詳細は不明な点が多い。本研究では、単結晶YFe2O4およびTmFe2O4を対象に、圧電応答顕微鏡を用いて相転移挙動を解明することを目的とした。誘電分極と電圧の関係において室温から80℃までは強誘電体に特徴的なヒステリシスカーブが観察され、電圧と歪みの関係では圧電体に特有のバタフライカーブが見られたが、90℃ではこれらは消失して常誘電体的な挙動が観察されたことから、相転移温度はいずれの化合物においても80~90℃付近にあることが示された。
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