研究課題/領域番号 |
26630346
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
乾 晴行 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30213135)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 協調的原子集団励起 / プラストン / マイクロピラー / 試験片サイズ依存性 / 臨界体積 / 転位 / 核生成 / 収縮転位 / パイエルス機構 |
研究成果の概要 |
6H多形のSiC単結晶を唯一のすべり系である底面aすべりが活動する方位で圧縮すると,バルクでは最低でも1000℃の変形温度が必要であるが,ミクロンオーダーのマイクロピラー試験片では5 GPa程度の非常に高いCRSS値を伴って室温でも底面aすべりの活動が可能である.試験片サイズをサブミクロンオーダーまで小さくしても,そのCRSSは殆ど試験片サイズに依存せず一定値を示すことである.遷移金属シリサイドでも同様に低温変形能が観察された.これらの事実は,(1)バルクとは異なる新規で特異な変形機構が低温(室温を含む)で働いており,(2) このCRSSは転位の核生成応力そのものである可能性を示唆している.
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