研究課題
挑戦的萌芽研究
(a) Ti,(b) SiO2基板上にTiO2を成膜した培養器を作製した。培養器(a)に骨芽細胞を播種し,紫外光(UV)の連続照射と断続照射を行った。連続照射では細胞数が減少した。TiO2では,上方からの直接照射によるダメージに加え,基板の光化学反応による効果が重畳した。一方,断続照射では細胞数は増加した。UV照射による水酸基密度の上昇によると推察した。培養器(b)では光を照射するとTiO2でUVが完全に吸収された。培養器に接着した細胞は,UV照射によって剥離した。TiO2の光化学反応を利用することで,細胞の接着を促進・抑制したり,接着している細胞を剥離したりできる可能性が実験的に示された。
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