研究課題/領域番号 |
26630363
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
戸高 義一 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50345956)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | バルク金属ガラス / 引張延性 / 自由体積 / β緩和 / 巨大ひずみ加工 / High-Pressure Torsion加工 |
研究成果の概要 |
本研究では,塑性加工プロセスを利用したバルク金属ガラス(BMG)の組織制御を通じて,BMGの脆性的な力学特性を改善すると共に,その機構を明らかにすることを目的とした.高圧下ねじり(HPT)加工法をBMGの塑性加工プロセスとして採用することで,脆性的な破壊挙動の原因である加工軟化を示すこと無く,安定した引張延性を示すBMGの作製に成功した.この引張変形は,HPT加工によって誘起されるβ緩和の量および活性化エネルギーと密接な関係が有ることが分かった.量子ビームによる解析から,BMGにHPT加工により形成した,組成ゆらぎと多量の自由体積を有する組織がβ緩和を誘起し,延性の発現に至ったと推察される.
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