研究課題
挑戦的萌芽研究
水の光分解活性を示すKTaO3をアセン系色素で表面修飾すると、活性が向上することを見出した。トリイソプロピルシリル (TIPS)ペンタセンで修飾したKTaO3の活性の波長依存性や蛍光スペクトル測定の結果から、アセン系色素修飾KTaO3中の電荷移動は二段階励起機構であることが推定された。さらに、アセン系色素修飾KTaO3の水分解活性と色素のエネルギー準位の関係を調べたところ、LUMOが貴な色素で修飾した触媒の方が活性は高くなる傾向を示した。これらの結果から、色素内部の電荷移動よりも色素のLUMO準位からの電子移動がこの触媒では重要であり、光触媒活性に大きな影響を与えることがわかった。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件)
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