研究課題
挑戦的萌芽研究
神経変性疾患の一つであるALSは、運動ニューロンが選択的に変性して脱落する疾患であり、根治療法の確立には至っていない病気である。従来から、神経細胞に内在する神経保護機構を活性化することにより、ALS等の神経変性疾患の症状を緩和できることが知られている。そのため、神経保護作用を示す新規分子の発見は、症状を緩和する方策の開発の礎になる。私共は本研究において、概日時計の分子であるPeriod2が、ALSのin vitroおよびin vivoモデルにおける神経変性の緩和に寄与することを見出した。この成果により、概日時計と神経保護が密接に連関しているという極めてユニークなモデルを提示することができた。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 6件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)
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