研究課題
挑戦的萌芽研究
アルツハイマー病を題材にして、予防戦略の新たなアイディアを提供することを目的とする。Abの急性の効果が現れないような実験条件で、培養神経細胞ネットワークにAbペプチドがどのように作用するのかを解析した。100NMのAbを投与1週間後では、37℃ではAbとコントロールとの間に発火頻度の差はないが、測定温度を下げると(28℃) AΒ投与群のみ発火頻度が減少した。Ab毒性に対する恒常性維持機構には温度依存性があることが考えられた。ヒトにおいて加齢に伴ってAbが蓄積しつつも、認知症症状を呈さないための内因的防御メカニズムが存在するはずであり、以上の結果がその分子機序の解明に繋がると考えている。
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