研究課題
挑戦的萌芽研究
コンソミックマウス系統は多因子疾患の原因遺伝子の絞り込み・遺伝子の単離に大きな役割を果たしてきた。しかしながら、その作製過程には数年単位の時間と労力がかかることが課題であった。本研究では、染色体導入技術と染色体除去技術を組み合わせることで、細胞レベルでコンソミック系統を樹立し、その細胞を用いて迅速にコンソミックマウスを作製するためのシステム構築を目指した。具体的には細胞融合技術、染色体導入技術を駆使することで11番染色体が除去可能な129系統マウスES細胞にB6系統の11番染色体断片を導入することに成功した。本システムは迅速にコンソミックマウスを作製するための有用なシステムになると期待される。
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http://www.med.tottori-u.ac.jp/chromosome/535/nihonjikkendoubutu.html