研究課題
挑戦的萌芽研究
がんに対する抗体療法の有効性を左右する因子の一つとして、免疫細胞上に発現するFc受容体の遺伝子多型による抗体親和性の違いが報告されている。そこで我々は免疫細胞、特にNK細胞に対してFc受容体を遺伝子導入することで抗体親和性を高め、腫瘍細胞に対する反応性を向上させるシステムの開発を試みた。その結果、高親和性Fc受容体の遺伝子導入により腫瘍細胞に対するNK細胞の抗体依存的反応性が亢進することが示された。このことから、低親和性Fc受容体を有するがん患者において、高親和性Fc受容体を遺伝子導入したNK細胞を作製し投与することで抗体医薬の治療効果が向上する可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 4件、 査読あり 8件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 1件、 招待講演 15件)
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