研究課題
挑戦的萌芽研究
ミツグミン53 (MG53)は筋細胞の表膜直下に分布する修復小胞に局在し、細胞膜障害時には小胞を損傷部位に集積させて、パッチ膜修復に寄与する。一方、TRIM50は胃壁細胞の細管小胞に局在しており、刺激時には小胞の規律的な融合・再脱却を制御することで、胃酸分泌に寄与する。一次構造上極めて近縁なMG53とTRIM50は共に細胞内小胞を制御しており、修復小胞と細管小胞の動態には類似分子群による共通の分子機構が想定された。本研究では修復小胞と細管小胞を調製し、その主要な構成タンパク質を分子同定して、構造類似のモータータンパク質や細胞骨格アダプタータンパク質などの検索が行われた。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件) 備考 (1件)
Am. J. Physiol. Lung Cell. Mol. Physiol.
巻: 310 号: 5 ページ: L452-L464
10.1152/ajplung.00089.2015
Circ. Res.
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http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/biochem/