研究課題/領域番号 |
26650035
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
豊島 文子 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (40397576)
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連携研究者 |
松村 繁 京都大学, ウイルス研究所, 助教 (60523511)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 中心体 / 細胞分裂 / ステロイド / プレグネノロン |
研究成果の概要 |
中心体制御における代謝産物の機能は不明である。本研究では、ステロイドホルモン前駆体であるプレグネノロン(P5)が細胞分裂期の紡錘体極に局在し、紡錘体の多極化を防ぐことを見出した。P5を細胞から除去すると、分裂期において中心小体の接着が早期に乖離し、多極分裂した。P5は、中心小体維持に必須であるsSgo1のN末端側に存在するcoiled-coilドメインに直接結合することでsSgo1を中心体に集積させることが分かった。また、P5による中心体制御機構は、複数種類のがん細胞では機能するが、正常細胞では機能しなかった。今後、P5による中心体安定化機構をターゲットとした新規がん治療戦略が期待される。
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