研究課題/領域番号 |
26650132
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
遊佐 陽一 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (60355641)
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研究協力者 |
中野 理枝
平野 弥生
北浦 純
宮本 彩加
廣兼 優
城山 裕美
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 進化 / 盗葉緑体 / 嚢舌類 / 光合成 / 系統 / 動物 / 適応的意義 |
研究成果の概要 |
嚢舌類ウミウシは,藻類から葉緑体を盗んで光合成に利用できるが,その葉緑体の維持期間は0(維持できない)から数ヶ月まで,種によって大きく異なる。しかし,その能力が進化の過程でいつどのように獲得されてきたのかについては,よくわかっていない。 今回,新たに40種の光合成能維持期間と環境データを得た。また,既知のものを含め219種の分子系統樹を作成し,光合成能に関する祖先形質を推定した。 その結果,光合成能の獲得と長期化は嚢舌類の系統の中で複数回起こり,餌の質がその進化に重要な要因として働いていた可能性が示唆された。
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