研究課題/領域番号 |
26650164
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中野 伸一 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (50270723)
|
研究分担者 |
谷 幸則 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (10285190)
|
研究協力者 |
高巣 裕之
岸本 結
藤永 承平
蔡 吉
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 食物網構造 / 佐鳴湖 / シネココッカス / 動物プランクトン / 微生物食物網 / 微生物ループ |
研究成果の概要 |
佐鳴湖では、夏季にシアノバクテリアのSynechococcus属が優占したが、冬季には渦鞭毛藻類で動物プランクトンの餌となり得るKatodinium属が優占した。動物プランクトン密度は低く、とくに冬季は甲殻類、ワムシ共にほとんど検出できなかった。Synechococcusに対する摂食圧の測定を行った結果、佐鳴湖では生産されたSynechococcusの53から175%がおそらく鞭毛虫による摂食で死滅した。本湖の食物連鎖は、主に微生物食物網により駆動されており、生食連鎖は、たとえ冬季で動物プランクトンにとって摂餌し易い植物プランクトンが存在していても、あまり機能していないと思われた。
|