研究課題
挑戦的萌芽研究
ミトコンドリア代謝に関与するミトコンドリアNa+-Ca2+交換輸送体NCLXの抑制は、Bリンパ球細胞走化を抑制しランダムな細胞運動を増加した。この機序として、NCLXが細胞質Ca2+動態を調節することでアクチン重合やRac1局在化を制御し、その結果、細胞走化や細胞運動を制御することが示唆された。この制御はマウス脾臓由来Bリンパ球でも見られたが、Tリンパ球では見られなかった。ミトコンドリア-小胞体間Ca2+動態の違いが、Bリンパ球とTリンパ球の細胞走化におけるNCLXの寄与の違いに関与すると考えられた。また、ミトコンドリアβ酸化が、Bリンパ球細胞走化・遊走に重要な役割を担う可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件) 備考 (3件)
The Journal of Physiological Sciences
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Sci Rep.
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120005749847
http://seiri2.med.lab.u-fukui.ac.jp/
http://isphysio.med.u-fukui.ac.jp/