研究課題
挑戦的萌芽研究
I型アレルギー反応はIgEによって誘導される有害な生体反応である。抗原に結合することによって、IgEは好塩基球やマスト細胞を刺激して、様々な炎症媒介物質を分泌させアレルギー反応を誘導する。アレルギーを抑えるための一つの方法としてステロイドを用いた免疫抑制があるが、この方法は他の有益な免疫反応も抑制してしまうといった負の側面を持つ。この研究では、私たちはラクトソームと呼ばれるナノ粒子を、薬剤を運搬するキャリアーとして使用することによって、生体内でのIgEを減らすことでアレルギーの治療を目指し、限定的ではあるが治療への可能性を示唆するデータが得られた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (1件)
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