研究課題/領域番号 |
26670415
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 (2015) 新潟大学 (2014) |
研究代表者 |
各務 博 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30418686)
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研究分担者 |
土田 正則 新潟大学, 医学部, 教授 (60293221)
梅津 哉 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (50251799)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 小細胞肺癌 / 循環腫瘍細胞 / 癌幹細胞 / DDX3X / TelomeScan / 抗腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
DDX3Xという蛋白質を高発現する癌細胞は浮遊で生存することが可能となり、高い浸潤、増殖能を有する癌幹細胞の性質を獲得することを報告してきた。 本研究において、小細胞肺癌を解析した結果、遠隔転移を持つ進展型患者ではDDX3Xを発現している循環腫瘍細胞が存在しており、限局型という遠隔転移のない患者ではDDX3X陽性の循環腫瘍細胞が存在しないことを明らかとした。 また、限局型ではDDX3Xに反応するTリンパ球が存在するのに対して、進展型では認められなかった。以上の結果は、DDX3Xに対する抗腫瘍T細胞免疫が高い転移能を持つDDX3X陽性循環腫瘍細胞を駆逐し、遠隔転移を防いでいることを示した。
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