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腎臓の発生・障害・再生におけるエネルギー代謝時空間ダイナミクスの解析

研究課題

研究課題/領域番号 26670430
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 腎臓内科学
研究機関京都大学

研究代表者

柳田 素子  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70378769)

研究分担者 今村 博臣  京都大学, 白眉センター〈生命科学研究科), 准教授 (20422545)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワードエネルギー代謝 / 内科 / 生体分子
研究成果の概要

アデノシン三リン酸(ATP)はすべての生物に共通するエネルギー代謝の中心的役割を担う重要な物質である。腎臓はATPを大量に産生、消費する臓器であり、ATP量の恒常性の破綻は腎臓病の病態形成メカニズムに寄与すると考えられるが、これまで生体内のATPを動的に観察する手段はなくその詳細は謎に包まれていた。本提案では生体内ATP濃度をリアルタイムに可視化するバイオセンサーを全身に発現したマウスを用いたATPのライブイメージングの手法によって、腎障害時や、腎器官形成時におけるATP濃度の時空間的変化を初めて明らかにすることに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎臓病は今や成人8人に1人が罹る国民病であるが、その治療法はまだ確立されていない。腎臓病の病態形成に腎臓のエネルギー代謝異常が関わる可能性が報告されているが、次々と産生と消費とを繰り返すエネルギーのダイナミックな動態を正確に評価する技術がこれまで存在しなかったため、その詳細は謎に包まれていた。本研究では、高い解像度でのエネルギー動態の可視化を実現する遺伝子改変マウスを用いて、腎器官形成期や、腎障害時にエネルギー代謝の変化が重要な役割を担っていることを明らかにした。これらの成果は、腎臓病の病態形成メカニズの解明や、エネルギー代謝を標的とした新たな治療法の確立に繋がる大きな一歩と考えられる。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 京都大学医学研究科腎臓内科学

    • URL

      http://www.kidney.kuhp.kyoto-u.ac.jp

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

URL: 

公開日: 2014-04-04   更新日: 2024-01-30  

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