研究課題
挑戦的萌芽研究
今回我々は、代表的炎症性皮膚疾患である尋常性乾癬に対する新規低分子治療薬による治療法の開発をめざして、Heat shock protein (Hsp90) に着目して研究を行った。イミキモド誘発尋常性乾癬マウスモデルを用いて、すでにヒトにおいて抗がん剤として臨床試験が検討されているHsp90阻害薬を局所・全身投与することにより、皮膚症状スコア、皮膚の腫脹、乾癬関連サイトカインの抑制効果を得ることができた。本研究により、尋常性乾癬や、炎症性皮膚疾患に対する新たな局所・全身投与可能な新規治療法の可能性が示唆された。
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