研究課題/領域番号 |
26670557
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野 公二 京都大学, 原子炉実験所, 寄附研究部門教員 (90122407)
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研究分担者 |
田中 浩基 京都大学, 原子炉実験所, 准教授 (70391274)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | BNCT / CBEファクター / BPA / BSH / 放射線脳壊死 / 放射線肺線維症 / 正常組織反応 / BNCT脳壊死 / BNCT肺線維症 / 硼素中性子捕捉療法 / 晩期有害事象 / CBE値 / 脳壊死 / 肺線維症 / ホウ素中性子捕捉療法 / 晩期障害 |
研究成果の概要 |
正常組織のCBEファクター値を説明する新たな式を発見した。脳放射線壊死に対するBPAの場合はCBE値=0.32+N/Bx1.65(NとBは正常脳組織と血中の各々の10B濃度)である。BSHの場合は、0.36と定値になった。肺線維症をではBPAのCBE値=0.32+N/Bx1.80となった。BSHについては解析すべき実験データの報告が無かった。このことから、BPAの脳でのCBE値には正常組織の10B濃度が重要であることが分かり、その濃度を低減する手法を探索した。BPAの投与前にPA(フェニールアラニン)を前投与しておくと、脳での10B濃度は劇的に低減し、治療可能比が大きく上昇することが分かった。
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