研究課題/領域番号 |
26670566
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
斎藤 克代 高崎健康福祉大学, 薬学部, 助手 (90455288)
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研究分担者 |
村上 孝 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00326852)
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連携研究者 |
小林 泰彦 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線生物応用研究部, 部長 (50354957)
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研究協力者 |
舟山 知夫 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線生物応用研究部, 上席研究員 (40354956)
横田 裕一郎 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線生物応用研究部, 主幹研究員 (30391288)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 重粒子線 / 重粒子線治療 / エピジェネティック / ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤 / HDAC阻害剤 / HDACi / 増感 / 併用効果 / 増感剤 / 感受性 / エピジェネティック制御 / DNA二本鎖切断 / イメージング |
研究成果の概要 |
難治性腫瘍ではヒストン脱アセチル化酵素(HDAC:Histone Deacetylase)が高発現し、ヒストンは低アセチル化状態にある。HDAC阻害剤は、この低アセチル化状態を是正することにより抗腫瘍効果を示す。そこで本研究では、難治性がんに対するより効果的な治療法を開発するため、悪性黒色腫細胞を用いてHDAC阻害剤と重粒子線の併用効果を検討した。その結果、HDAC阻害剤は重粒子線照射による細胞致死効果を増強することを明らかにした。また、HDAC阻害剤による重粒子線増感のメカニズムは、DNA損傷応答以外の機序であることが示唆された。HDAC阻害剤は臨床応用可能な重粒子線増感剤として有望である。
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