研究課題
挑戦的萌芽研究
RANKLは、成熟破骨細胞形成を刺激するシグナル入力因子として広く認識されているが、我々は、骨芽細胞に発現するRANKLは、破骨細胞成熟過程で放出される膜小胞エクソソームに組み込まれたRANKを受容し、骨形成促進活性を示すことを見出している。そこでこのRANK含有エクソソームをミミックする高分子化合物を創製することで、RANKL正方向シグナルを遮断すると同時に、RANKL逆シグナルを入力する化合物になると考え、検討を進めた。RANKL細胞外ドメインに結合するW9ペプチドのN末端に、ビオチン修飾を施した化合物は、未修飾のW9ペプチドと比較して、大幅に薬理活性が増大することが明らかとなった。
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