研究課題/領域番号 |
26670732
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 明治大学 (2015-2016) 独立行政法人国立成育医療研究センター (2014) |
研究代表者 |
河野 菜摘子 明治大学, 農学部, 専任講師 (00451691)
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連携研究者 |
宮戸 健二 (国)国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 室長 (60324844)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生殖免疫 / 子宮内殺精子因子 / 補体 / 精漿タンパク質 / 子宮内細菌 / 体内受精の免疫 / 性周期 |
研究成果の概要 |
当初、子宮内の殺精子因子には性周期依存的なホルモンを予想していたが、解析の結果、免疫に関連する補体がその候補としてあがってきた。特に補体C3は発情期において子宮で高発現しており、子宮内液中に高濃度に存在した。卵巣摘出マウスに高濃度E2投与をすることで人為的にC3の産生を促すことにも成功した。この方法により回収した子宮内液は精子の凝集を起こし死滅させることが分かったが、その際にC3が活性化している様子は観察されなかった。しかし免疫不全マウスのメスとSVS2KOオスマウスを交配させたところ、妊孕性が野生型オスの半分程度まで回復したことから、殺精子作用にはメスの免疫とくに補体が関与すると考えられる。
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