研究成果の概要 |
慢性高眼圧モデル動物であるDBA/2Jマウスを用いて実験した。まず、眼圧の推移を測定し、大部分の個体において眼圧が上昇していることを確認した。さらに、生後2, 4, 6, 8, 10ヶ月齢に、眼球を摘出し、眼球の組織切片の作製、網膜flat-mount標本の作製、ならびに網膜からのmRNA抽出を行った。 また、2ヶ月齢のDBA/2JマウスにSIV-hPEDFを網膜下投与し、経時的に眼球を摘出した。10ヶ月齢の時点で、上丘より逆行性に網膜神経節細胞を標識し、網膜flat-mount標本における網膜神経節細胞数をカウントした。治療効果について現在検討中であるが、概ね仮説通りの結果が得られている。
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