研究課題
挑戦的萌芽研究
1980 年以降広島大学にて治療を行った小児がん経験者のうち、次世代の児を持ちえた27組を対象にゲノム上の変化の検討を行った。ゲノム上の変化(異常)が15 例に見出され、放射線の全身照射と大量化学療法が有意に関連していた。さらに、児への遺伝的継承について検討したが、3例に伝播した可能性が示唆されたが共通する特徴は見出せなかった。また、二次がんを生じた6例中5例はゲノム異常を認めたが、発癌と直接明らかに関連するものは見出せなかった。以上から、小児がんに罹患し放射線療法や化学療法を受けた経験者においては、治療によると考えられるゲノム異常が見出され、その一部が次世代に受け継がれていた。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (15件) 図書 (1件)
小児外科
巻: 47 ページ: 181-188
Lancet
巻: in press
Current Opinion in Pediatrics
巻: 26 号: 1 ページ: 19-28
10.1097/mop.0000000000000046
Modern Pathology
巻: 27 号: 3 ページ: 472-491
10.1038/modpathol.2013.80
日本マス・スクリーニング学会誌
巻: 24 ページ: 221-226
Journal of Pediatric Surgery
巻: 49 号: 12 ページ: 1835-1838
10.1016/j.jpedsurg.2014.09.029
Genes to Cells
巻: 19 号: 5 ページ: 419-431
10.1111/gtc.12142
Translational Pediatrics
巻: 3 ページ: 293-299