研究課題
挑戦的萌芽研究
①皮膚線維芽細胞を硬度可変ディッシュ上で培養し、機械的刺激に対する細胞の知覚・変換因子であるYAPの細胞内分布を観察した結果、硬いディッシュ上ではYAPが核内移行を起こし、軟らかいディッシュ上ではYAPが細胞質に存在することを示した。②ヒト検体を用いた免疫組織化学染色により、ケロイドにおいてYAPの核内移行が高発現していることを示した。③硬いディッシュ上における培養条件において、ケロイド由来線維芽細胞の方が白色瘢痕由来線維芽細胞・正常皮膚由来線維芽細胞よりも細胞外基質の遺伝子発現が高かった。