研究課題/領域番号 |
26670783
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
中澤 弘一 (中沢 弘一) 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (10207756)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | acute lung injury / insulin / blood glucose / ARDS / インスリン / 経気道的薬物投与 / 炎症反応 / 上皮性ナトリウムチャンネル |
研究成果の概要 |
高血糖下の急性肺傷害において,インスリンの気道吸入は炎症反応を抑制する.その効果が血糖降下によるのかインスリンの直接的抗炎症作用なのかを明らかにするために、今回は正常血糖でのインスリンの効果を検討した.肺洗浄によるウサギ急性肺傷害モデルでインスリン吸入を行った.6時間後に肺を摘出してBALF細胞および肺組織のIL-8,TLR-4,ENaCαなどを測定し,生食吸入群と比較した.今回のモデルでは,インスリンによる有意な炎症反応の抑制は認めなかった.しかし肺胞水クリアランスに関与するENaCαの発現はインスリンにより維持され,肺傷害からの回復に好ましい影響をもたらすことが示唆された.
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