研究課題/領域番号 |
26670815
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小崎 健一 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (50270715)
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研究分担者 |
十川 紀夫 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (30236153)
十川 千春 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 講師 (10253022)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 発現制御 / 遺伝子 / 癌 / 発生・分化 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
本研究では、新たな生細胞分離法の確立を目指して、目的とする細胞で特異的に発現する遺伝子プロモーター配列を蛍光レポーター系ベクターへ組み込み、遺伝子の転写活性を指標としたGene Promoter Activity Detection (gPAD)システムの作成・検証を行った。具体的には、癌における上皮-間葉転換(EMT)異常の指標である間葉系マーカー ビメンチン(VIM)のプロモーター活性を指標としたgPAD システムを構築後、cell-based reporter systemによる機能的スクリーニングを実施した。VIM/gPADを胃癌細胞株MKN1へ導入後、328種類のmiRNAからスクリーニングを実施し、癌EMT誘導性miRNA-544aを同定した。さらにmiR-544aが上皮系マーカーCDH1とWnt シグナル抑制因子AXIN2を標的とすることでWnt およびTGFβシグナル経路を活性化してEMT を促進することを示した(Yanaka Y et al., 2015, Carcinogenesis)。以上によりgPAD システムを応用した創薬スクリーニングの実施例とその有用性が示された。
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