研究課題/領域番号 |
26670982
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
末次 美子 九州大学, 医学研究院, 助教 (70437789)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 出産 / 産褥期 / 心的外傷後ストレス症状 / ボンディング障害 / 低出生体重児 / 心的外傷後ストレス障害 / ボンディング / 産後うつ病 / 母子相互作用 / アタッチメント / 出産時心的外傷 / ベビーマッサージ / アタッチメントパターン / 家族看護学 / 臨床心理学 / 児童精神保健学 |
研究成果の概要 |
正期産の母親において、出産後の心的外傷後ストレス症状は、母親の子どもへのボンディングの関連要因であることが明らかになった。抑うつ症状と同様に、母親の心的外傷後ストレス症状もアセスメントし、母親のボンディング形成促進への支援を行うことが重要である。 低出生体重児の母親のボンディング分類において、軽度障害の分類が明らかになった。母親の赤ちゃんへの肯定的な気持ちのタイミングの遅れや赤ちゃんへの気持ちの隔たりを低減することにより赤ちゃんへの肯定的な情緒的反応を促進し、情緒的な関わりの質を高める支援が重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
出産後早期は母子の関係性を築く重要な時期である。出産後の心的外傷後ストレス症状がボンディングへ影響を及ぼすことが明らかになり、母子の関係性を促進する支援策の示唆を得ることができた。また低出生体重児の母親のボンディング障害の分類の詳細が明らかになり、母親のボンディングを促進するための具体的な方策の示唆を得ることができた。
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