研究課題
若手研究(A)
本研究課題では,ユーザに刺激を与えその反応から検索意図・選好・意見などの潜在的情報を推定する技術の研究を行った.課題「質問回答に基づく検索意図の誘出」では,会話に基づく適合フィードバックの実現,クエリ推薦の配置方法の最適化,再検索における効果的な質問の調査を行った.課題「選好の誘出可能性の検証」では,画像から喚起される印象の推定方法の提案,質問投稿サイトにおけるユーザからの選好誘出方法の実践を行った.課題「複数の質問による信頼性の高い意見誘出」では,ソーシャルメディアからの意見抽出,Webの数値情報およびレビューの集約による意見抽出,ニュースメディアにおける信頼性の高い意見抽出を行った.
本研究は,これまで受動的にデータを獲得してきたデータ分析に基づく研究とは異なり,ユーザに対して積極的にデータの提供を要求し,より適した働きかけ方についての検討・実践を行ったところに学術的意義があると考えられる.近年,Google HomeやAmazon Alexaなどの対話型情報アクセス技術が大きな注目を集めており,本研究課題ではこれらの基礎的な研究を行っていたと言える.これに加え,ユーザの反応に基づいてWebサービスを改善していく技術についても,さまざまな企業が近年の研究成果を導入し始めており,特にインターリービング技術の実践的研究では実利用における有用な知見を得られたと考えられる.
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