研究課題
若手研究(A)
未利用木質バイオマスをエネルギーとマテリアル両面で利用するため、木材の全構成成分を燃料電池用水素の原料であるメタンと機能性樹脂であるエポキシ樹脂に変換する一連の工程を開発した。本研究で提案したシステムは、前処理としての水蒸気蒸煮、水とアセトンによる抽出分離、分離残渣を利用したメタン発酵、抽出物を利用したエポキシ樹脂製造の工程から成り、各工程を最適化した。バイオマス試料BODE材100gより、水蒸気蒸煮224℃、5minにおいてエポキシ樹脂原料を18.8g、メタン原料を72.3g得た。エポキシ樹脂は市販品同等の機能性を持つことが確認され、メタン発酵では理論収率の67%のメタンを得ることができた。
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