研究課題/領域番号 |
26701013
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 一部基金 |
研究分野 |
自然共生システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田代 喬 名古屋大学, 減災連携研究センター, 准教授 (30391618)
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研究協力者 |
辻本 哲郎 名古屋大学, 工学研究科, 名誉教授 (20115885)
戸田 祐嗣 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60301173)
野崎 健太郎 椙山女学園大学, 教育学部, 准教授 (90350967)
スクカ イェットミル Specialist for Hydro-energy and renewables, National Nuclear Agency, Republic of Albania
片岡 輝之 名古屋大学, 環境学研究科
松谷 隆祐 名古屋大学, 環境学研究科
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
22,490千円 (直接経費: 17,300千円、間接経費: 5,190千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
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キーワード | 生態系代謝 / 溶存酸素 / 溶存態イオン / 付着藻類 / 魚類群集 / 水域連続性 / 山地渓流 / 流込み式水力発電 / 水系物質動態 / 溶存酸素濃度 / 流込み式水力発電システム / 減水区間 / 環境質定量化・予測 / 物質循環 / 水利施設群 / 水系網 / 流れ込式水力発電 / 河川代謝 / 生産・呼吸 / 流込式発電 / 物質動態 |
研究成果の概要 |
本研究では,流程に沿って一時取水を繰り返す水利施設群を有する河川を対象とし,水位・水温・水質の連続観測と生息生物の定量調査により,物質動態への連鎖的影響を分析した. その結果,堰堤下流では取水比流量に応じて「瀬切れ」の消長が異なり,瀬切れが生じる低水期には伏流水の寄与が高まって溶存物質濃度が上昇し,特異な表流水質が形成される可能性が示された.さらに,溶存酸素の収支を利用したOdumの代謝構造モデルを援用したところ,藻類を始めとする付着生物膜量に応じて,水質とともに生産・呼吸などの代謝特性が日周性を伴いながら季節的に変化すること,低水期の堰堤下流ではその変動が特に大きくなることが明らかになった.
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