研究課題
若手研究(A)
雪上で岩石なだれが長距離移動する条件を探るため実験と野外観察を実施した.実験は野外で自然に雪層を形成させた長さ28mの斜面に対して,5.8立法メートルの岩石破砕物を落下させた.計4回の実験うち2つでは岩石破砕物は雪層に接触した後単純に外側に押し出して急停止した. 2つの実験では雪層が剥がれ岩石を運搬した結果,H/Lの比較で全二者より10-12%より遠方まで流れた.そのときの雪層は凍結融解作用によってできた硬い雪層が表面にあり,下方に柔らかい雪層が残存している時であった.断片化した硬い雪層は,粉末状の雪とは異なり,岩石粉砕物に取り込まれた.この観察状況は長距離移動の発生状況にもあった.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
地質学雑誌
巻: 122 号: 9 ページ: III-IV
10.5575/geosoc.2016.0020
130005250115
日本地すべり学会誌
巻: 53-2 ページ: 31-33
http://www.yamasaki-geoscience.com/