遡上帯－砕波帯－沖浜帯における底質の鉛直再配分および岸沖移動動態メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 26709034
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 水工学
• 研究機関: 横浜国立大学
• 研究代表者: 鈴木 崇之 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (90397084)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 20,540千円 (直接経費: 15,800千円、間接経費: 4,740千円); 2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2015年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2014年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
• キーワード: 岸沖底質移動 / 底質鉛直混合 / バー地形 / 蛍光砂 / 現地調査 / コアサンプリング / 底質移動動態 / 混合厚 / 底質移動 / トラフ / 堆積性波浪 / 鉛直混合 / 砕波帯内外 / 高波浪 / バーム / 数値モデル

研究成果の概要

遡上域から砕波帯内外にかけての底質移動，および鉛直混合動態を明らかにすることを目的とし，茨城県波崎海岸において現地調査を実施した．その結果，バー地形を有する場合，底質は汀線付近からバーまでの領域とバーから沖側の領域において混合していないこと，また，明瞭なバー地形が存在しない地形形状の場合には，バー沖側の細砂が汀線まで輸送されバームの形成に寄与していることが分かった．加えて，底質混合に関しては高波浪イベントについても砕波帯幅を考慮することで砕波波高を用いて概ね評価できることがわかった．さらに，前浜地形変化モデルに関し改良を行い，未知係数を導入することで底質粒径の異なる海岸への適用を可能とした．

研究成果

• [国際共同研究] Oregon State University(米国)
• [雑誌論文] OBSERVATIONS OF SEDIMENT PARTICLE MOVEMENTS DURING A STORM (2017)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Suzuki, Yu Inami, Masayuki Banno and Yoshiaki Kuriyama
  • 雑誌名: Coastal Dynamics 巻: - ページ: 1017-1027
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] A STUDY OF SEDIMENT MIXING IN SURF AND SWASH ZONES UNDER ACCRETIONAL AND EROSIONAL WAVE CONDITIONS (2017)
  • 著者名/発表者名: Thamali Gunaratna, Takeshi Kurosaki and Takayuki Suzuki
  • 雑誌名: Coastal Dynamics 巻: - ページ: 1007-1016
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 蛍光砂を用いた表層底質の移動特性解析の試み (2017)
  • 著者名/発表者名: 鈴木崇之・川越あすみ・柳嶋慎一・比嘉紘士
  • 雑誌名: 土木学会論文集B3（海洋開発） 巻: 73 号: 2 ページ: I_594-I_599
  • DOI: 10.2208/jscejoe.73.I_594
  • NAID: 130005995538
  • ISSN: 2185-4688
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 海底勾配の違いを考慮した前浜地形変化モデルの適用検証 (2017)
  • 著者名/発表者名: 三通田脩人・鈴木崇之・比嘉紘士
  • 雑誌名: 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 巻: 73 号: 2 ページ: I_577-I_582
  • DOI: 10.2208/kaigan.73.I_577
  • NAID: 130006171877
  • ISSN: 1883-8944, 1884-2399
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 蛍光砂を用いた堆積性波浪時における底質移動動態に関する一考察 (2017)
  • 著者名/発表者名: 鈴木崇之・伊波友生・崎濱秀平・比嘉紘士・中村由行・柳嶋慎一
  • 雑誌名: 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 巻: 73 号: 2 ページ: I_667-I_672
  • DOI: 10.2208/kaigan.73.I_667
  • NAID: 130006171953
  • ISSN: 1883-8944, 1884-2399
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 二粒径の蛍光砂を用いた高波浪イベント時における底質移動動態に関する一考察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 伊波友生，鈴木崇之，伴野雅之，比嘉紘士，中村由行，柳嶋慎一
  • 雑誌名: 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 巻: 72 号: 2 ページ: I_667-I_672
  • DOI: 10.2208/kaigan.72.I_667
  • NAID: 130005282359
  • ISSN: 1883-8944, 1884-2399
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 蛍光砂を用いた高波浪イベント時における底質移動動態に関する一考察 (2015)
  • 著者名/発表者名: 鈴木崇之・伊波友生・中村由行・伴野雅之
  • 雑誌名: 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 巻: 71 号: 2 ページ: I_679-I_684
  • DOI: 10.2208/kaigan.71.I_679
  • NAID: 130005109258
  • ISSN: 1883-8944, 1884-2399
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Analyses of Shoreline Retreat by Peak Storms using Hasaki Coast Japan Data (2015)
  • 著者名/発表者名: Nadeem Ahmad, Takayuki Suzuki and Masayuki Banno
  • 雑誌名: Procedia Engineering 巻: 116 ページ: 575-582
  • DOI: 10.1016/j.proeng.2015.08.328
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] ANNUAL MODEL OF SWASH ZONE BEACH PROFILE CHANGE FOCUSING ON BERM FORMATION AND EROSION (2015)
  • 著者名/発表者名: TAKAYUKI SUZUKI, YUTAKA MOCHIZUKI, JUN SASAKI
  • 雑誌名: Coastal Sediments 2015 巻: CD-R ページ: 1-12
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Estimating wave height using the difference in percentile coastal sound level (2015)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Suzuki, Taku Hosoya, Jun Sasaki
  • 雑誌名: Coastal Engineering 巻: 99 ページ: 73-81
  • DOI: 10.1016/j.coastaleng.2015.02.010
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] バームの形成侵食に着目した前浜地形変化モデルの一般化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木崇之・望月豊
  • 雑誌名: 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 巻: 70 号: 2 ページ: I_561-I_565
  • DOI: 10.2208/kaigan.70.I_561
  • NAID: 130004706934
  • ISSN: 1883-8944, 1884-2399
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 地下水位変動が及ぼすバーム侵食への影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 井上孝太・鈴木崇之
  • 雑誌名: 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 巻: 70 号: 2 ページ: I_556-I_560
  • DOI: 10.2208/kaigan.70.I_556
  • NAID: 130004706932
  • ISSN: 1883-8944, 1884-2399
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [学会発表] OBSERVATIONS OF SEDIMENT PARTICLE MOVEMENTS DURING A STORM (2017)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Suzuki
  • 学会等名: Coastal Dynamics
  • 国際学会
• [学会発表] A STUDY OF SEDIMENT MIXING IN SURF AND SWASH ZONES UNDER ACCRETIONAL AND EROSIONAL WAVE CONDITIONS (2017)
  • 著者名/発表者名: Thamali Gunaratna
  • 学会等名: Coastal Dynamics
  • 国際学会
• [学会発表] 蛍光砂を用いた表層底質の移動特性解析の試み (2017)
  • 著者名/発表者名: 川越あすみ
  • 学会等名: 海洋開発シンポジウム
• [学会発表] 海底勾配の違いを考慮した前浜地形変化モデルの適用検証 (2017)
  • 著者名/発表者名: 三通田脩人
  • 学会等名: 海岸工学講演会
• [学会発表] 蛍光砂を用いた堆積性波浪時における底質移動動態に関する一考察 (2017)
  • 著者名/発表者名: 伊波友生
  • 学会等名: 海岸工学講演会
• [学会発表] Observations of Sediment Movements in the Nearshore Zone during Storms Using Fluorescent Sands (2016)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Suzuki
  • 学会等名: AGU Fall Meeting
  • 発表場所: San Francisco
  • 年月日: 2016-12-12
  • 国際学会
• [学会発表] 二粒径の蛍光砂を用いた高波浪イベント時における底質移動動態に関する一考察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 伊波友生
  • 学会等名: 海岸工学講演会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2016-11-16
• [学会発表] 粒径を考慮した前浜地形変化モデル開発の試み (2015)
  • 著者名/発表者名: 栗原 圭梧
  • 学会等名: 日本沿岸域学会
  • 発表場所: 水戸市
  • 年月日: 2015-07-18
• [学会発表] ANNUAL MODEL OF SWASH ZONE BEACH PROFILE CHANGE FOCUSING ON BERM FORMATION AND EROSION (2015)
  • 著者名/発表者名: TAKAYUKI SUZUKI
  • 学会等名: Coastal Sediments 2015
  • 発表場所: San Diego
  • 年月日: 2015-05-11
  • 国際学会
• [学会発表] バームの形成侵食に着目した前浜地形変化モデルの一般化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木崇之
  • 学会等名: 土木学会海岸工学講演会
  • 発表場所: 名古屋市
  • 年月日: 2014-11-12 – 2014-11-14
• [学会発表] 地下水位変動が及ぼすバーム侵食への影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 井上孝太
  • 学会等名: 土木学会海岸工学講演会
  • 発表場所: 名古屋市
  • 年月日: 2014-11-12 – 2014-11-14
• [備考] 研究者総覧
  • URL: http://er-web.jmk.ynu.ac.jp/html/SUZUKI_Takayuki/ja.html
• [備考] 横浜国立大学研究者総覧
  • URL: http://er-web.jmk.ynu.ac.jp/html/SUZUKI_Takayuki/ja.html