研究課題
若手研究(A)
キチンはカニやエビなどの殻に含まれる最大の海洋バイオマスであり、その発生量は年間1000億トンに達すると推定されている。キチンはN-アセチルグルコサミン(NAG)が繋がってできた高分子であり、窒素を含むことが特徴的である。キチンを再生可能資源として様々な含窒素化合物を合成することが望まれるが、キチンが極めて難分解性であるため困難とされてきた。本研究では、機械的な力と触媒とを組み合わせることにより、キチンからNAGを高収率かつ触媒的に合成することに成功した。さらに、NAGを有用な化学品であるモノエタノールアミンや、アミノ酸であるグリシンに変換できることを明らかにした。
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