研究課題/領域番号 |
26712010
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 一部基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 神戸大学 (2016-2018) 学習院大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
柏崎 隼 神戸大学, 研究基盤センター, 助教 (70570654)
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研究協力者 |
馬渕 一誠
高津 正子
高木 智子
網蔵 令子
荒井 律子
植田 英一
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2015年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 細胞質分裂 / 収縮環 / 分裂酵母 / ミオシン / アクチン / 細胞分裂 / 細胞骨格 / 細胞・組織 / 菌類 / 遺伝学 |
研究成果の概要 |
申請者は細胞全体の変形を伴うダイナミックな現象である細胞質分裂に注目し、分裂酵母をモデルとしてその分子機構の解明を目指している。分裂酵母の細胞質分裂において、アクチンの重合・脱重合が各ステップで重要であることを明らかにした。また、分裂酵母の収縮環収縮の仕組みを明らかにするため、細胞質を除去した細胞ゴーストまたは単離した収縮環を用い、微細構造解析、超解像顕微鏡解析によりミオシンが収縮環中にどのように分布・配置しているかを調べる方法を構築した。また、分裂酵母スフェロプラストが細胞壁分解酵素存在下で分裂する条件を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、細胞質分裂、細胞骨格研究分野に新たな知見を与えることができ、今後もさらなる成果が期待できる。細胞分裂は単細胞生物ではその増殖に、多細胞生物では発生、成長、個体の維持に必須の生命現象である。細胞質分裂がうまくいかないと細胞は多核になり、がん化する原因となり得る。細胞質分裂、収縮環の形成や収縮の仕組みを深く知ることは、医学・薬学分野にも有用な知見となる。また、病原性の真菌が多く知られているが、その治療や感染予防にも応用できる可能性がある。
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