研究課題
若手研究(A)
摩擦はエネルギーのロスや摩耗による損傷など現代社会において大きな課題である。それは生物にとっても同様であり、高摩擦状態では摩耗によって体表面が損傷してしまうため大きな問題となる。そこで我々は狭い空間に潜るようにして生息しているマダラシミに着目、その体表面を電子顕微鏡で観察し原子間力顕微鏡で摩擦力を測定したところ、マダラシミは全身を覆っている鱗片を利用して摩擦力を低減させているのではないかと示唆された。さらにマダラシミ鱗片は人工物と違いフェイルセーフも確保しており、様々な状況に対応できるようになっていた。これらの知見をもとに、自己組織化を利用することでマダラシミ鱗片模倣材料の作製にも成功した。
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表面科学
巻: 37 ページ: 369-373
130005405046