研究課題
若手研究(A)
高度縮環構造をもつ多官能性天然物としてダフェニリン、リコパルヒンAおよびユズリミンの三化合物を選択し、その合成研究を行った。その結果、アゾメチンイリドの分子内環化付加反応を鍵工程とするダフェニリンの全合成経路を確立した。本合成においては、中員環の配座を利用した遠隔不斉誘起を実現し、不斉中心の構築を効率的に行うことにも成功した。またアミナールおよびアルドール構造を特徴とする6環性リコポジウムアルカロイドであるリコパルヒンAの全合成経路を確立した。さらにユズリミンの合成研究において、四置換二重結合を含むビシクロ[3.3.0]オクタン骨格部位の構築に関する基盤的知見を得た。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
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