研究課題
若手研究(B)
複合現実空間では,仮想物体を重畳描画することによって,実物体の視覚的な外観を変化させることができる.それ故に,視覚(仮想空間)と触力覚(実空間)との間に差異をつくり出すことで,視触覚相互作用のメカニズムを解析することができる.本研究グループでは,これをMR型視覚刺激とし,視覚情報の変更が触知覚に与える影響を検討してきた.その一つの研究として,私たちは皮膚感覚の中で痛覚・温冷覚に関して着目した.第一段階では,MR視覚刺激による各知覚位置への影響を検証した.実験では痛覚・温冷覚提示と視覚刺激の位置に差異を生じされて提示する.このとき,視覚刺激が痛覚・温冷覚の知覚位置に影響を与えることを確認した.
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日本バーチャルリアリティ学会論文誌
巻: Vol. 19, No. 2 ページ: 275-283