乳腺の放射線発がん過程におけるホメオボックス遺伝子のエピジェネティック異常

• 研究課題/領域番号: 26740022
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 放射線・化学物質影響科学
• 研究機関: 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
• 研究代表者: 臺野 和広 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線影響研究部, 主任研究員(定常) (90543299)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 放射線 / 乳がん / エピジェネティクス / 発がん / 発生

研究成果の概要

乳腺は、放射線発がん感受性の高い組織である。しかしながら、放射線で誘発された乳がんにおけるエピジェネティック異常に関する知見は未だ乏しい。本研究により、放射線による乳腺の発がんの初期過程には、ホメオボックス遺伝子のエピジェネティックな異常が関与している可能性が示唆された。また、放射線誘発乳がんにおいて変異が観察されるエピジェネティック調節遺伝子を同定した。

研究成果

• [雑誌論文] Epigenetic dysregulation of key developmental genes in radiation-induced rat mammary carcinomas (2018)
  • 著者名/発表者名: Daino Kazuhiro, Nishimura Mayumi, Imaoka Tatsuhiko, Takabatake Masaru, Morioka Takamitsu, Nishimura Yukiko, Shimada Yoshiya, Kakinuma Shizuko
  • 雑誌名: Int J Cancer 巻: - 号: 2 ページ: 000-000
  • DOI: 10.1002/ijc.31309
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Analysis of genes involved in the PI3K/Akt pathway in radiation- and MNU-induced rat mammary carcinomas (2016)
  • 著者名/発表者名: Kaye Showler , Mayumi Nishimura , Kazuhiro Daino , Tatsuhiko Imaoka , Yukiko Nishimura , Takamitsu Morioka , Benjamin J. Blyth , Toshiaki Kokubo , Masaru Takabatake , Maki Fukuda , Hitomi Moriyama , Shizuko Kakinuma , Masahiro Fukushi , Yoshiya Shimada
  • 雑誌名: Journal of radiation research 巻: 58 号: 2 ページ: 183-194
  • DOI: 10.1093/jrr/rrw097
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [学会発表] 放射線誘発ラット乳がんにおけるエピジェネティック異常 (2015)
  • 著者名/発表者名: 臺野和広、高畠賢、西村まゆみ、森岡 孝満、西村由希子、今岡達彦、森山ひとみ、蒲地雄大、柿沼志津子、島田義也
  • 学会等名: 第24回乳癌基礎研究会
  • 発表場所: 福島県いわき市
  • 年月日: 2015-09-05
• [学会発表] 放射線による乳腺の発がん過程におけるDNAメチル化異常 (2014)
  • 著者名/発表者名: 臺野和広、西村まゆみ、森岡孝満、ショウラー恵、今岡達彦、高畠賢、細木彩夏、島田義也
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜市
  • 年月日: 2014-11-25 – 2014-11-27