研究課題
若手研究(B)
本研究では、微生物を利用したCO2からの有価物生産に挑んだ。微生物による物質生産の共通課題は、物質生産をさせることで微生物の生育が阻害されることである。そこで、遺伝子の発現量を調節できる「プロモーター領域」を物質生産遺伝子と融合させ、特定のタイミングで生産を開始できる系の構築を目指した。結果として3種類の物質生産遺伝子を目的微生物に導入することに成功し、様々な条件で物質生産を試みたが、これまでのところごく微量な生産しか確認できていない。一方で、本研究を通して効率的な遺伝子組み換え法を確立することができ、当該微生物の持つユニークな防御遺伝子についても解析を進めることが出来た。
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