研究課題/領域番号 |
26740042
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
佐澤 和人 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 助教 (80727016)
|
連携研究者 |
和田 直也 富山大学, 研究推進機構極東地域研究センター, 教授 (40272893)
倉光 英樹 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 教授 (70397165)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 土壌有機成分 / 森林火災 / 多環芳香族炭化水素 / 遺伝毒性 / 土壌 / 電気化学 / 火災 |
研究成果の概要 |
本研究では我々が開発した電気化学的遺伝毒性試験法を用い、加熱後の土壌残渣を直接菌体に暴露した際の遺伝毒性を評価した。遺伝毒性を評価した結果、350℃以上で加熱した土壌から遺伝毒性の発現が観察された。また、加熱した土壌から3、4環系の多環芳香族炭化水素(PAHs)が主に検出され、遺伝毒性強度との間に正の相関を示した。本研究の結果から、泥炭のような有機物質を多く含む土壌ほど火災後に土壌生物の染色体異常を誘発するリスクが高いということが分かった。加えて、極東ロシアにおいて採取した森林火災跡地土壌の遺伝毒性を評価した結果、火災による影響が強い表層で高い遺伝毒性強度およびPAHs濃度が検出された。
|