研究課題/領域番号 |
26750011
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
石橋 愛架 (田村 愛架) 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (60610920)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 多重債務 / 生活再建 / 家計管理 / 支援 / 多重債務者 / 高齢者 / 消費者被害防止 / 消費者教育 / M-GTA |
研究成果の概要 |
本研究では、多重債務経験者に対するインタビュー調査などから、多重債務者にとっての生活再建とは、第一に目標が持てること、第二に家計管理能力を獲得すること、第三に社会とのつながりと自信を回復することであることを見出した。 そして、多重債務者を生活再建に導くための支援モデルとして、主体的に行動させるための相談支援、および家計管理能力を育成するための相談支援を提示した。また、社会的孤立を防ぐための方策の必要性について言及した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で、多重債務者の生活再建を客観的な視点と当事者の視点により理論化したことは、これまでの先行研究には見られなかった点である。また、多重債務の再発防止策を含む具体的な生活再建支援モデルを提示できたことは、多重債務者の生活再建に貢献するものと思われる。さらに、本研究で示した家計管理支援は、人々の家計管理能力を向上させることで金融排除をなくし金融包摂につながると考えられるため、社会的に意義深いものと考える。
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