研究成果の概要 |
本研究では、マンネンタケ(Ganoderma lucidum)の水抽出物に含まれる酵素に着目し、酵素遺伝子のクローニング、そして生育ステージおよび収穫後の保存期間における遺伝子発現解析を行った。その結果、グルタミン酸プロテアーゼおよびβ-1,3-グルカナーゼの完全長cDNA配列情報を取得した。また、遺伝子発現量解析の結果、グルタミン酸プロテアーゼ遺伝子は、菌糸体、子実体原基、成熟前の子実体、収穫後4週目の子実体で相対的に高い発現を示すことが明らかとなった。β-1,3-グルカナーゼ遺伝子は、菌糸体から成熟子実体における発現は低く、収穫後の子実体において高い発現が確認された。
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