研究課題/領域番号 |
26750125
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
加藤 勝美 福岡大学, 工学部, 准教授 (50470042)
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研究協力者 |
川口 周平 日油株式会社, 武豊工場, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ニトロセルロース / 自己反応性物質 / 危険性評価 / 熱分析 / 化学災害 / 自然発火 / 自然分解 |
研究成果の概要 |
本研究では,硫酸および硝酸水溶液をそれぞれ添加したニトロセルロース(NC)を容量の異なる容器中で貯蔵した際の熱分解性を熱分析により評価した。その結果,硫酸/NCは容器容量が大きいほど熱分解が促進し不安定化した。この挙動は,容器容量が大きい場合,溶媒の水が蒸発しやすくなり硫酸が濃縮したことが原因と考えられる。硝酸/NCの場合では,ある特定の容器容量(容器容量と試料質量の比が200~400 μL/mgとなる条件)で,最も熱分解が促進した。このため,NCの熱分解を促進させる揮発硝酸等の生成量と反応熱を吸収して熱分解を抑制する硝酸水溶液量のバランスによって硝酸/NCの熱安定性が決定される可能性がある。
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