研究課題
若手研究(B)
高齢者が転倒しない安全な環境を整備することも重要であるが、でこぼこな床面や障害物に遭遇した際それに対応して転倒しない動作が取れるか否かは非常に重要である。転倒発生の多くは歩行中の躓きに起因することがこれまでの研究で明らかにされている。本研究では、躓きによる転倒リスクが高い高齢者をスクリーニングする評価を開発し、妥当性を検証、評価法をシステム化する。最終的には従来の転倒リスクアセスメントとシステム化された評価法の結果に基づき、個々人の状況に応じた転倒予防対策を構築する。平成27年度の成果- 1.日韓高齢者における転倒関連体力検討:日本人と韓国人高齢者の転倒関連体力を測定し、日韓高齢者の転倒リスク特性および転倒関連体力を比較検討した。日本と韓国は同じ東アジアであっても、高齢者比、平均寿命、健康寿命、社会福祉制度及び健康体力に関する意識が異なる。このように異なる環境で暮らす高齢者の転倒関連体力の特性を比較検討することは、高齢社会の両国における現状を把握し、取り組みの良い点、反省点及び今後の課題を講じるうえで非常に意義があると考えられる。2.岐阜県高齢者を対象に、障害物高さ認知測定および転倒関連体力を測定し、躓きやすい高齢者の障害物高さ認知特性および転倒関連体力特性を検討し、個人の転倒リスクプロファイルを作成した。
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