研究課題/領域番号 |
26750362
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
鈴木 絵里子 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (00468513)
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研究協力者 |
蓮見 惠司 東京農工大学, 大学院農学研究院, 教授 (20208474)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 抗炎症 / IL-6 / 生理活性物質 / SMTP / 可溶性エポキシドハイドロラーゼ / 脂質代謝 / 炎症 / エネルギー代謝 / 脂質代謝改善 |
研究成果の概要 |
マウスへのSMTP長期投与実験の結果、SMTPがsEHKOマウスと共通して、IL-6による制御を介した複数の遺伝子発現を上方調節することが明らかになった。我々は次に、アドレナリン受容体を介した交感神経作動による炎症制御機構に着目した。結果、アドレナリン受容体刺激はin vivoでSMTP-7による血中IL-6産生を相乗的に増加させ、β2アドレナリン受容体(B2AR)antagonistによってのみ、SMTPによるIL-6産生の抑制を認めた。即ち、B2ARの下流の経路が、SMTP-7/sEH阻害を介してIL-6の下流で抗炎症活性をもたらす機序に共通したものであることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題において遂行した、微生物由来生理活性物質SMTPによる抗炎症活性の機序解明が、現在脳梗塞治療薬として臨床開発段階にあるSMTP同族体の薬効を説明する上で非常に重要な意義を持つことは明らかであり、今後、より詳細な分子機序に迫るための展望が見出せた。
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